ご予約
Clock Icon

美容内科

機嫌の良さも栄養で? ~メンタルと自律神経を支える栄養の話~

#アンチエイジング #オーソモレキュラー #北堀江 #大阪皮膚科 #大阪美容内科 #大阪美容皮膚科 #栄養検査 #美容内科 #西大橋

【美容内科×美容皮膚科コンビネーションを用いて、本来の美しさのポテンシャルを引き出す】

大阪・北堀江の UNI CLINIC 院長、大嶋です。私たちは 美容皮膚科と美容内科 の両面からアプローチし、外側だけでなく、体の内側から本質的な美しさを引き出す治療を提供しています。特に、分子栄養学を活かした美容内科アプローチ により、肌の健康を根本から支えることを大切にしています。お一人おひとりの悩みに寄り添い、美容皮膚科施術と美容内科のバランスを丁寧にカウンセリングしながら、最適な治療プランをご提案させていただきます。

はじめに

「最近なぜかイライラしやすい」「小さなことで落ち込んでしまう」「やる気が続かない」

そんなふうに感じることはありませんか?実は “機嫌の良さ” は、性格だけでなく体内の栄養状態にも大きく左右されます。今回は、メンタルを安定させて自律神経を整えるために知っておきたい栄養素についてお話しします。

1.栄養が気分に関わるということを知る!

食事が資本と、よく耳にすると思います。皆さんも外食が続いたときに体調や肌の調子が悪くなったご経験があるのではないでしょうか。体内のあらゆる不調に栄養が携わっていることは言うまでもないのですが、日々忙しく生活していると、なかなか意識できないですよね。“メンタルにも栄養素がかかわる!” ということを、コラム通じて皆さんに知ってもらえたら幸いです。

2.メンタルを安定させる栄養素

メンタルに関わる栄養素は以下のとおりです。ストレスの多い現代社会、日本のライフスタイルや食生活では消耗しやすいものが多いです。これらを必要な量摂取することで、イライラや落ち込みはかなり解消できます。

■ビタミンB群

神経伝達物質(セロトニンやドーパミンなど)の合成に欠かせない栄養素です。不足するとイライラ感や不安感が高まりやすくなると言われています※1

■ナイアシン(ビタミンB3)

脳内のエネルギー代謝を助け、“気分のビタミン”とも呼ばれています。ナイアシンが欠乏すると精神症状が出やすいという報告があります※2

■亜鉛

脳内の神経伝達物質の働きを正常に保つ役割があり、不足すると抑うつ状態との関連が示唆されています。うつ症状がある患者様は、非うつの患者様と比べ優位に亜鉛濃度が低いというデータがあります※3

■ヘム鉄

鉄不足は脳への酸素供給やセロトニン合成に影響します。特に女性は鉄不足になりやすいため要注意です。

■マグネシウム

神経伝達物質の調整役で、神経の過剰な興奮を抑えてくれます。不足するとイライラや不安感が増しやすいことがわかっています※4

■トリプトファン(セロトニンの材料)

“幸せホルモン”として有名なセロトニンの原料はトリプトファンという必須アミノ酸。肉・魚・卵・大豆製品などに多く含まれているので、偏らない食事が大切です。

3.自律神経を整えるための栄養素

自律神経が乱れるとメンタルの乱れにつながりますよね。実は自律神経も栄養でコントロールできるのです。特に自律神経の安定に関わる栄養素は以下の通りです。

■ビタミンC

ストレスホルモンの合成が行われる副腎をサポートし、ストレス耐性を高めます。それと併行して、白血球も強化され免疫能も向上させます※5

■オメガ3脂肪酸

脳内の炎症を抑え、不安感や気分の落ち込みを軽減する可能性が示されています。オメガ3に関しても副腎をサポートする機能があります。

■ビタミンE 神経細胞の保護や血流改善に関わり、ストレス緩和にも役立ちます。

4.銅高値による “いらいら“ や “落ち込み”

最近は経口避妊薬を常用される方も増えています。経口避妊薬を内服することで、実は銅が高値になります。銅が高値となると、いらいらしたり、落ち込んだりします。経口避妊薬内服によってしんどい症状が緩和されることも多いので、やめる必要があるとは言えないのですが、銅をキレートする必要はあります。亜鉛やビタミンCが非常に有効なので、経口避妊薬内服中の方は、意識して摂取してくださいね。

5.最後に

機嫌の良さやメンタルの安定、自律神経のバランスは “気合” だけではどうにもなりません。

必要な栄養素を十分に摂ることで、心の土台を整えることができます。

食事やサプリメントを上手に取り入れて、内側から“機嫌の良い自分”を作ってみませんか?いつでもご相談くださいね。

参考文献

※1:Zhao L, Guan L, Sun J, Li X. Serum levels of folate, vitamin B6, and vitamin B12 are associated with cognitive impairments in depression patients. Acta Neuropsychiatr. 2024 Feb;36(1):44-50.

※2:Xu XJ, Jiang GS. Niacin-respondent subset of schizophrenia – a therapeutic review. Eur Rev Med Pharmacol Sci. 2015;19(6):988-97.

※3:Swardfager W, Herrmann N, Mazereeuw G, Goldberger K, Harimoto T, Lanctôt KL. Zinc in depression: a meta-analysis. Biol Psychiatry. 2013 Dec 15;74(12):872-8.

※4:Tarleton EK, Littenberg B, MacLean CD, Kennedy AG, Daley C. Role of magnesium supplementation in the treatment of depression: A randomized clinical trial. PLoS One. 2017 Jun 27;12(6):e0180067.

※5:Ströhle A, Hahn A. Vitamin C und Immunfunktion [Vitamin C and immune function]. Med Monatsschr Pharm. 2009 Feb;32(2):49-54; quiz 55-6. German.

他の記事を見るView More

Reserve

ご予約はこちらから

当院は完全予約制となります。事前にご予約の上ご来院ください。