― 腸内炎症とミトコンドリアから読み解く慢性疲労 ―
【美容内科×美容皮膚科コンビネーションを用いて、本来の美しさのポテンシャルを引き出す】
大阪・北堀江の UNI CLINIC (ユニクリニック) 院長、大嶋です。
当院では美容皮膚科と美容内科の両面アプローチで、外側だけでなく、体の内側から本質的な美しさを引き出す治療を提供しています。特に、分子栄養学を活かした美容内科アプローチ により、肌の健康を根本から支えることを大切にしています。
患者様のお悩みに寄り添い、カウンセリングでは美容皮膚科施術と美容内科のバランスやコンビネーションをお伝えし、最適な治療プランをご提案させていただております。
はじめに

「しっかり寝ているのに、なぜか疲れが抜けない」
「朝から身体が重い」
このような“原因のはっきりしない疲労感”は、単なるストレスや加齢だけでなく、体内の炎症やエネルギー代謝の問題が関与している可能性があります。
その中で近年注目されているのが、グルテンと腸内環境の関係です。
1.グルテンと腸内炎症

グルテンは小麦に含まれるタンパク質であり、パンやパスタなど日常的に摂取される食品に多く含まれます。一部の人では、このグルテンが腸管に影響を与え、腸管バリア機能の低下を引き起こすことが知られています。
特に注目されているのが「ゾヌリン」というタンパク質です。
グルテンはこのゾヌリンの分泌を促進し、腸のタイトジャンクションを緩めることで、腸の透過性を亢進させるとされています※1。
その結果、本来体内に入らないはずの未消化物や内毒素(LPSなど)が血中へ移行し、“ 慢性的な軽度炎症 ”を引き起こします。
この現象はいわゆる“リーキーガット様状態”とも呼ばれ、明確な消化器症状がなくても、全身の不調に関与する可能性があります。
2.炎症とミトコンドリア機能低下

このような慢性炎症は、単に腸にとどまらず、全身の代謝機能に影響を与えます。
特に重要なのが、ミトコンドリア機能への影響です。
慢性的な炎症状態では、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6など)の増加により、細胞内での活性酸素(ROS)が増加します。
これによりミトコンドリアがダメージを受け、電子伝達系の効率が低下し、ATP産生が障害されることが報告されています。
つまり、
「エネルギーを作る力」そのものが落ちる
この状態では、十分に休息をとっていても、身体は回復しきれず、慢性的な疲労感として自覚されるようになります。
さらにミトコンドリア機能の低下は、筋肉や脳などエネルギー需要の高い臓器に影響し、
「だるさ、集中力低下、気分の落ち込み」といった症状にもつながります※2。
3.栄養検査から得られる情報

当院で実践している美容内科の軸になる、栄養検査。
栄養検査は血液検査なのですが、一般的な健康診断に比べ、2-3倍程度の項目を調べます。そこから、栄養解析をすることで、不足している栄養素がわかります。
さらに、ミトコンドリアの機能だけでなく、実は栄養検査から“ 腸内環境 “も予想することができます。まずはご自身の状態を知ることが重要ですので、ぜひ一度栄養検査を受けてみましょう!
4.グルテンをなかったことに

現在の日本の食生活では、なかなかグルテンを避けることはできないですよね。外食が多い方だとなおさらだと思います。グルテンを避けたいけど思うようにいかない方に、セレンエイドというサプリメントがおススメです。セレンエイドはグルテンの分解に特化した成分が入っています。外食でグルテン食べすぎたかな、という日に内服すると、翌日の疲労感がかなり緩和されます。グルテンの多い方は一度お試しください。
最後に
このように、グルテンによる腸内環境の乱れは、単なる消化の問題にとどまらず、ミトコンドリアを介したエネルギー代謝の低下へとつながる可能性があります。
“なんとなく続く疲れ”の背景には、
「腸 × 炎症 × ミトコンドリア」
という視点が隠れているかもしれません。
気になる方は一度カウンセリングにいらしてください。
参考文献
※1:Fasano A. Zonulin and its regulation of intestinal barrier function. Ann N Y Acad Sci. 2012;1258:25–33.
※2:Picard M, et al. Mitochondrial dysfunction and inflammation. Cell Metab. 2018;28(3): 361–376.