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美容内科

低気圧で頭痛が起きる理由

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―美容内科から考える“気象病”のメカニズム―

【美容内科×美容皮膚科コンビネーションを用いて、本来の美しさのポテンシャルを引き出す】

大阪・北堀江の UNI CLINIC (ユニクリニック)  院長、大嶋です。

当院では美容皮膚科と美容内科の両面アプローチで、外側だけでなく、体の内側から本質的な美しさを引き出す治療を提供しています。特に、分子栄養学を活かした美容内科アプローチ により、肌の健康を根本から支えることを大切にしています。

患者様のお悩みに寄り添い、カウンセリングでは美容皮膚科施術と美容内科のバランスやコンビネーションをお伝えし、最適な治療プランをご提案させていただております。

はじめに

雨が降る前や台風が近づくと、頭痛を感じることはありませんか。
この現象は医学的にも知られており、一般的には「気象病」と呼ばれています。特に片頭痛の患者では、気圧の変化が発作のきっかけになることが多いと報告されています。

美容内科の視点から見ると、この現象は単なる体質ではなく、血管反応・自律神経・ミトコンドリア機能など、身体のさまざまな要素が関係しています。

1.低血圧で起きる血管の変化

低気圧になると、私たちの体にかかる外側からの圧力がわずかに低下します。

すると脳の血管はやや拡張しやすくなります。この血管拡張は、脳の痛みを感知する三叉神経を刺激し、片頭痛の発作を引き起こすと考えられています。また、耳の奥にある内耳は気圧変化を感知するセンサーの役割を持っており、急激な気圧低下が自律神経を乱すことで頭痛が起こるとも言われています。実際に、気圧変化と片頭痛発症の関連を示した研究も報告されています※1

2.片頭痛とミトコンドリアの関係

近年、片頭痛は単なる血管の問題だけではなく、脳のエネルギー代謝の問題とも関係している可能性が指摘されています。

私たちの細胞には「ミトコンドリア」と呼ばれる小さな器官があり、ここでATPというエネルギーが作られています。脳は特にエネルギー消費量が多い臓器であり、ミトコンドリアの働きが低下すると神経細胞が過敏になりやすくなります。

その結果、わずかな刺激でも神経が反応しやすくなり、片頭痛の発作につながる可能性があります。このような理由から、近年では片頭痛を “軽度のミトコンドリア機能障害” に近い状態として捉える研究も増えています※2。そのため、ミトコンドリアの働きをサポートする栄養素は、片頭痛予防に役立つ可能性があると考えられています。

3.マグネシウム

マグネシウムは体内で300以上の酵素反応に関わる重要なミネラルで、神経の興奮を抑えたり、血管の収縮・拡張を調整する働きがあります。

片頭痛患者ではマグネシウム濃度が低い傾向が報告されており、マグネシウム補充が片頭痛の予防に有効である可能性が示されています※3

4.ビタミンB2

ビタミンB2はミトコンドリアの電子伝達系で働く補酵素であり、ATP産生に重要な役割を果たします。

片頭痛患者ではミトコンドリア機能の低下が指摘されており、ビタミンB2を補充することでエネルギー代謝が改善し、片頭痛の頻度が減少する可能性が示されています。

この研究では、1日400mgのビタミンB2投与により片頭痛発作の頻度が有意に減少したと報告されています※4

もちろん、B2単体ではなく、ビタミンBは複合体で摂取しなければなりません。過去コラムも参照ください。

5.コエンザイムQ10

CoQ10(コエンザイムQ10)は、ミトコンドリアでATPを作る際に重要な役割を果たす補酵素です。細胞のエネルギー産生をサポートするだけでなく、抗酸化作用も持っています。

片頭痛患者ではCoQ10の不足が報告されており、補充することで発作頻度が減少する可能性が示されています※5

6.美容内科的にも頭痛にアプローチ

低気圧で起きる頭痛は、単なる体質の問題ではなく、

  • 血管の反応
  • 自律神経のバランス
  • ミトコンドリアによるエネルギー代謝

などが関係する複雑な現象です。

美容内科は、身体の内側を整えることが重要と考えています。

特に

  • マグネシウム
  • ビタミンB2
  • CoQ10

といった栄養素は、ミトコンドリアの働きをサポートし、片頭痛予防に役立つ可能性があります。

体の内側を整えることは、脳や自律神経のコンディションだけでなく、肌の状態を整えることにもつながります。美容と健康は切り離せないものなのです。

内側も含め、真の美しさを手に入れましょう!

参考文献)

※1:Hoffmann J, Schirra T, Lo H, Neeb L, Reuter U, Martus P. The influence of weather on migraine – are migraine attacks predictable? Ann Clin Transl Neurol. 2015 Jan;2(1):22-8.

※2:Wang Y, Wang Y, Yue G, Zhao Y. Energy metabolism disturbance in migraine: From a mitochondrial point of view. Front Physiol. 2023 Apr 13;14:1133528.

※3:Sun-Edelstein C, Mauskop A. Role of magnesium in the pathogenesis and treatment of migraine. Expert Rev Neurother. 2009 Mar;9(3):369-79.

※4:Schoenen J, Lenaerts M, Bastings E. High-dose riboflavin as a prophylactic treatment of migraine: results of an open pilot study. Cephalalgia. 1994 Oct;14(5):328-9.

※5:Hershey AD, Powers SW, Vockell AL, Lecates SL, Ellinor PL, Segers A, Burdine D, Manning P, Kabbouche MA. Coenzyme Q10 deficiency and response to supplementation in pediatric and adolescent migraine. Headache. 2007 Jan;47(1):73-80.

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